相続の基礎知識について

相続手続きでは、各ご家庭の家族構成や被相続人の所有する財産の内容によって手続きが大きく異なる場合があり、相続人の中に認知症の方や未成年の方がいたり、遺産分割協議がまとまらないといった場合には裁判所への申立てが必要となることもあります。役所や家庭裁判所などに出向かなければならないなど、普段と異なる生活環境となった相続人には相続手続きが大きな負担となる場合があります。

ご家族（被相続人）が亡くなると、被相続人が所有していた財産は相続人の共有の財産となるため、相続人で話し合って納得のいくように分割しなければなりません。すんなり話し合いがまとまることはまれで、多額の財産が残されていたり相続人の数が多かったりする場合は、相続人同士が本音で意見をぶつけることもあり、その後の関係性が悪くなることもあります。トラブルとは無縁だった家族や相続人同士が遺産の取り分で揉め、争いに発展してその後は絶縁状態となるケースも珍しくありません。遺産を相続人全員が納得するように分割することは非常に難しく、多くの時間と労力を要することになると覚悟しておくとよいでしょう。

相続人全員が遺産の内容をしっかりと把握し、勝手な思い込みで無用な争いを起こさぬことのないよう、実際の相続が始まる前に相続の基礎知識を身に着けておくことが重要です。

大津・石山相続遺言相談センターでは、相続全般について大津・石山の皆様にわかりやすくご説明いたします。大津・石山の皆様はまず、相続手続きの大まかな流れを把握しましょう。先述したように、相続手続きには期限のあるものや、役所とのやり取りなどで多くの時間を要するものもありますので、相続が開始されましたら速やかに手続きを始めます。

相続手続きの流れについては下記ページで詳しくご説明しています。